消火器の使い方
消火器の使い方
消火器にはいくつかの種類や大きさがあり、適応する火災や使用方法や能力がそれぞれ異なります。お手持ちの消火器をよく確認しておきましょう。
ここでは、一般に広く普及している加圧式ABC粉末消火器について説明します。
ABC粉末消火器は、普通火災・油火災・電気火災すべてに適応する万能型の消火器といわれています。 消火器の大きさによって、薬剤の放射時間と放射距離には若干違いがありますのでよく確認してください(本体に記載されています)。 また、ホースのないタイプもあります。
使用上の注意
- さび・傷・変形(キャップのゆるみ)のあるものは絶対に使用しない。
(本体容器の破裂により人身事故発生の恐れがあります。) - 人に向けて消火薬剤を放射しない。
(呼吸困難や危害発生を招く恐れがあります。 - 法で定められた点検を定期的に行なう。(防火対象物に設置された消火器に限る。)
(交換推奨年数が本体に明記されています。) - 耐用年数を過ぎたものは使用しない。
- 消火器を使う時に、炎に近づきすぎると火傷の危険があります。
- 高温・多湿のところには設置しない。
- 消火器は初期消火の器具です。消火範囲にも限りがあり、危険を感じたらすぐに避難してください。
- 燃焼物によって適・不適適応火災は、ラベルの表示マークと『取扱説明書』で確認してください。
- 消火器を廃棄する場合は、必ず販売店または製造元にご相談ください。
使用方法
通報と避難
大きな声で「火事だ~!誰か来てくれ~!」などと助けを求め、初期消火と同時に119番
に通報する手段を講じてください。
このときの「騒ぎにしたくない・・・。」「消えれば黙っていよう・・・。」などの通報のちゅうちょ
が、初期消火に失敗したときの通報の遅れとなり、火災拡大の要因になってしまいます。勇気
を持って早い通報をしましょう。
また、初期消火が無理と判断したら、ためらわず避難しましょう。避難経路を常に確認しつつ
初期消火にあたることが必要になります。
初期消火の限界
1.天井に火がまわる前まで
2.視界が悪くなる前まで、必ず避難経路を意識しながら消火にあたること。
3.熱気を強く感じ、危険を感じたら迷わずに避難する。
不要になった消火器は
消火器は圧力容器です。容器にさび・傷・変形などがあった場合、使用時に本体容器が破裂する危険がありますので、そのまま放置せずに処分することをお勧めします。
消火器は、一般のゴミ回収には出せません。
消火器の処分は、(一社)日本消火器工業会が地域の販売代理店(特定窓口)と協力して行っていますので下記の窓口へお問合せください。
消火器の処分に関する問合わせ先
株式会社消火器リサイクル推進センター
電話 03-5829-6773
ホームページ http://www.ferpc.jp
二市一町のゴミ収集での対応 | |
富士見市 | 収集しない |
ふじみ野市 | 収集しない |
三芳町 | 収集しない |
消火器の不適正な訪問販売に注意!
次のような手口に注意してください。
「消防署から来ました。」
「家庭にも消火器の設置義務があります。」(任意です)
「この消火器は、耐用年数が経過しています。」
「定期的にメンテナンスに伺います。」(点検は必要です)
などと言葉巧みに不適正な価格で販売する業者がいる模様です。
家庭に消火器の設置義務はありません。しかし、万が一のために住宅用消火器の設置をお勧めします。
ご購入の際は、価格・購入後のメンテナンスなど総合的に判断し、信頼できる販売店でお買い求めください。
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