官民連携によるバイオガス発電事業について
組合では、旧し尿処理施設の老朽化やし尿処理量の減少に伴い、新しいし尿処理施設「浄化センター」を平成30年に建設しましたが、施設規模を縮小したため、施設敷地の一部に余剰が生じました。
そこで、行財政改革の一環として、令和元年7月より余剰となった敷地をバイオガス発電事業者に23年間の事業用定期借地権により貸付けることとしました。
このバイオガス発電事業は、循環型社会の形成や地球温暖化防止に寄与するほか、組合の財政的効果として、敷地貸付収入や浄化センターの処理水の一部をバイオガス発電プラントが利用することによる下水道使用料の削減が挙げられます。
バイオガス発電事業の概要
事業者名 | ニューエナジーふじみ野株式会社 |
所在地 | 埼玉県ふじみ野市駒林1033-1 (入間東部地区事務組合浄化センター敷地内) |
敷地面積 | 6034.54㎡ |
事業内容 | 食品廃棄物処理事業、バイオガス発電・売電事業 |
受入対象廃棄物 | 事業系食品廃棄物(スーパー・コンビニ・レストラン・食品製造工場等から発生したもの) し尿・浄化槽汚泥(非常時のみ) |
計画処理量 | 固形廃棄物:40トン/日 液状廃棄物:4キロリットル/日 |
発電量 | 13MWh/日(1650世帯分に相当) |
稼働開始時期 | 令和2年9月 |

ニューエナジーふじみ野株式会社では、食品工場や小売店等の食品関連事業者から排出される食品廃棄物を処理し、得られたバイオガスを用いて発電を行い、発電した電力は再生可能エネルギー固定価格買取制度を用いて売電を行っています。
本事業の実施により、ごみの焼却量を削減するとともに、バイオガス化により再生可能エネルギー(電力)を製造することで、地球温暖化防止に寄与します。
詳しくはニューエナジーふじみ野株式会社ホームページをご覧ください。(外部リンク)